流通や外食、繊維などの労働組合が加盟するUAゼンセンは、2018年の
春季労使交渉で経営側と合意した主な働き方改革を公表しました。
人手確保が厳しいことから魅力的な職場をつくろうと労使が多くの項目で合意しています。
長時間勤務を是正する勤務間インターバル制度や非正規の待遇を改善しようとする動きが目立っています。
<2018年 春季労使交渉などで決まった働き方改革>
■長時間労働の是正
・すかいらーく
一部業態の社員を対象に12時間の休息を確保する勤務間インターバル制度の導入
・ビックカメラ
10時間の休息を確保する勤務間インターバル制度の導入
・オークワ
誕生日の前後に休暇を取得できるアニバーサリー休暇の導入
■非正規社員の待遇改善
・ダスキン
清掃サービスなどのパート約500人を対象に、3日連続の結婚有給休暇
・アルペン
契約社員の家族手当を従来比1.000円増額
・イズミヤ
契約社員の年間休日を4日増やし正社員と同一に
■人手の確保
・ロフト
1人親世帯の正社員について給与を減額せずに転勤を一時免除
・マックスバリュー九州
正社員の定年を60歳から65歳に引上げ
人材採用・育成が難しい環境の中、さまざまな企業が知恵を絞り、
新たな取り組みにチャレンジしています。
(日本経済新聞4月7日掲載記事より)