親子で向き合う「お金教育」

2018-03-09

 

ファイナンシャルプランナーとして奈良を中心に活動する、
はぎはらFPラボ 代表の萩原有紀さん。

「お金とは人を豊かにする手段のひとつ。
お金が原因で家族や命を失くして欲しくない」という想いで、子ども向け・親子向けのお金教育を進める萩原さんにお話をお聞きしました。

 

 

「お金」の意味や目的を子どもたちに伝えるために

Q:名刺に書かれている「お金で幸せは買える」という言葉が印象的です。

A:日本では「お金を稼ぐ」という言葉に対してよくないイメージを持っている人が多く、
「子どもの前でお金の話をするのはお行儀が悪い」とまで言う大人も結構いますね。

そんな大人が子どもに言うのは、「お金を大切に使おう」という部分だけ。

でも本当に伝えなければならないのは、「お金は夢を叶えるための引換券」であるということ。

自分がやりたいことを実現するために必要な「ツール」の1つに過ぎず、大切なのはそこから先。
そのお金を使ってどんな夢を実現したいのか、稼げる自分になってどんなふうに、何の役に
立ちたいのか、ということを子どもの頃から少しずつ考えていくことが重要なんです。

Q:なるほど、お金の先にあるものが大切なんですね。そこまで考えておかないと、お金を稼ぐことだけが目的になってしまう気がします。

 

A:お金に関する教育がほとんどされていないですからね。私は日本を「お金教育先進国」にしたいと思っているんです。

以前、弁護士事務所で債務整理のサポート業務をしていた時に、債務を抱えて家族から見放され、追い込まれた人をたくさん見てきました。

小さいうちから収入と支出のバランスや債務の知識など、金融全般について正しく知ることは生きていく上で本当に大切なこと。そういった教育が必要だと思っています。

 

ライフプランを考える3要素

Q:お金の使い方や価値についての正しい感覚は早いうちに身に付けたいですね。それは子どもだけでなく大人にとっても、「人生設計」と関わってくる大切なことなのでは?

A:そうなんです。
私たちが仕事や生活などライフプランを考える時は、「お金」「健康」「生きがい」の3要素を軸に考えなければなりません。

そのどれか一つが欠けても豊かな人生にはならないからです。
私が考える「豊かさ」は「幸せ」と同意語。子どもに幸せな人生を送ってもらうためにも、親が日頃から子どもとお金の話を自然にしておくことが大切です。

 

例えば家族旅行に行く時に、子どもに計画を立ててもらうのも一つの方法です。
行き先やルートなど大枠だけ決めておいて、それ以外の旅行費用や行程などを子どもに調べてもらったら、とてもいい勉強になります。
「船より飛行機の方が安くて早い?」なんて真剣に、でも楽しみながら計画するのではないでしょうか。

 

学費や家計についても同じこと。もっと日常の中で、お金について親子でいろいろな話ができたら
いいなと思いますね。
学校などで親子対象にお金のセミナーをしているのは、そうした理由からです。

 

子どもたちの「第二の居場所」

Q:他にも「こども食堂いかるが」「いかるが子どもの遊び場づくりの会」など、たくさんの活動をされていますね。

A:「こども食堂いかるが」ではデザート作りやアクティビティを通して、初対面でも、年齢が違っても、すぐに仲良くなっています。中には、普段はこ食(孤食、個食など)ばかりという子もいるのですが、大人数で食卓を囲んで本当に楽しそうですね。

「遊び場づくりの会」もそうですが、遊びという体験から学ぶことは本当に多いと思います。
「我慢強さ」「やり遂げる力」「仲良くなる力」「ボランティア精神」など、総合的な人間力が身につきますね。自分の小学校以外の居場所ができるのも、大事な体験です。

 

Q:さまざまな活動を通して、「生きる力」を育むことを大切にしていらっしゃるんですね。

A:そうですね。子どもはすぐにたくさんのことを吸収して変わっていくので、その姿を見ることが楽しみですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

萩原有紀 Facebook     https://www.facebook.com/yuki.hagihara.55

カテゴリー : INTERVIEW, 経営者インタビュー
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作成者 : ならキャリア.net